【第57回・ラソーダの要注意チーム】

世間はオリンピックの話題でもちきりで、カージナルスの地区優勝や日本での読売ジャイアンツの優勝の話題さえ霞んでしまっている。そこでスキマでは違うネタを・・・と思ったが折角なのでオリンピックの話題を(笑)。

22日のキューバ戦では6−1で負けてしまったものの好調なアメリカチームの監督は言わずと知れた元ドジャース監督のトミー・ラソーダ。ドジャーブルー以外のユニフォームに身をつつむ彼の姿というのは非常に珍しくて面白いと思ってしまった。そのラソーダがこんなことを漏らしている。「ワシはイタリアチームが恐いと思っとるんだよ。」本気なのか冗談なのか区別をつけがたい発言なのだが、これはどうやらラソーダ監督自身がイタリア系だという事が理由のようだ。アメリカの監督ではありながらも自分のルーツである国のことも気になるのだろう。

またラソーダはこんなこともいっている。「ワシとしては(オリンピックは)ワールドシリーズより、ドジャースでの試合より、MLBよりスゴイことだと思っとるよ。たとえばドジャースが優勝したとしよう。ドジャースファンみんな喜ぶが、ジャイアンツやレッズのファンは喜ばないだろ。でもオリンピックで勝てばみんなが喜ぶんだ。みんなをガッカリさせないためにシッカリやらなきゃな」

22日に73歳の誕生日を迎えたラソーダ。誕生日プレゼントに欲しいものはやはり金メダル、だろうか。

【第58回・ホット・オクトーバーを追え】

シドニーオリンピックも閉幕して、MLBのシーズンも終了間近ではあるのだが、ただひとつア・リーグ西地区の優勝争いとワイルドカード争いだけは終了の文字が見えてこないほどに熱く燃えている。シアトル・マリナーズ、クリーブランド・インディアンス、オークランド・アスレチックスの3チームのファンとしては気になってしかたのない日を送っていることだろう(もちろんA'sファンの自分も含めてなのだが(^^;)。

今年プレイオフに進出すれば実に92年以来となるアスレチックスは今最も勢いに乗っているチームといってもいい。レギュラー選手のほとんどが20代〜30代前半と非常に若いチームであるが、そんな若手の中でも大きな成長を遂げたエリック・チャベスは「舞台はもう整ってんだ。あとは勝負するだけだぜ」とかなりのイレ込みよう。一方マリナーズのピネラ監督は「今シーズン最後の試合まで気は抜けない。でもこうやって最後まで気持ちの入った試合ができるのは幸せなことだよ」と経験豊富なベテラン監督らしいコメントを残している。またアレックス・ロドリゲスは「運命はオレ達の手で作るものさ」とやはり最後の最後まで闘い抜く決意を表している。

そしてプレイオフの常連ともなったインディアンスだが、残り試合ではブルージェイズとの対戦が残されていて、しかもウェルズと対戦することになるという過酷な状況に立たされている。ワイルドカード争いで1ゲームの差をつけられているだけに決して負けられない。この窮地をどう切り返すかがプレイオフ経験豊富なチームの見せ所だろう。

ごくごく私的なことをいわせてもらえれば、とにかくA'sに西地区優勝でプレイオフ進出をしてもらいたい。しかしたとえプレイオフ進出はできなくても、今シーズンはどのチームにとっても誇れるくらいに激しく素晴らしいシーズンであることは間違いない。

【注・タイトルですが、言うまでもないでしょうから言いませんです(笑)。しょーもないタイトルだとちょっと反省】

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First Created 99/08/23
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