【第29回・復帰への原動力】
この時期の選手たちの関心事のひとつに体重というのがあると思うが、オフの間のトレーニングしだいでかなり調子も違うようだ。ダイアモンドバックスのストットルマイヤーはすでに90kg程度まで体重を落として「25歳に戻ったような気分だよ」というほどに調子をあげている。そして最大で120kgもあった体重をベストの103kgほどまで落としたという選手がいる。今シーズンに復活をかけるブレーブスのアンドレス・ガララーガだ。
「オレは今、心身ともに充実しているよ。特にメンタルな面でね。」静かに闘志を燃やすビッグキャットの決意は10kg以上の減量にも表れており、春季トレーニングの開始を待ちわびているようだ。「アレ(悪性リンパ腫の手術)以来オレの野球への情熱はどんどん大きくなってる。今こうしていられるのも神のおかげなのかもな。」
しかしガララーガがこの厳しい試練から再び立ち上がろうとするための原動力は神だけではない。ガララーガの弟であるアルフォンソ氏によれば「本当にいろんな所にいる人たちから手紙を貰ったんだ。アフリカやスペイン、イタリアからもね。ママはアンドレスがこんなにも人々から慕われてるなんて思ってなかったみたいだよ」というように、ファンの応援も大きな要因となっているのだろう。
ファンからもチームメイトからもその復帰を待たれているガララーガ。一日も早く彼がプレイする姿を見たいものだ。
【第30回・またもやコメントいろいろ】
「チームのためにも今年はインサイドをバシバシ攻めるぜ。エグくやってやるぜ、タイ・カッブやカーク・ギブソンみたいにな」
今年の抱負を聞かれたデビッド・ウェルズ。あまり怪我させない程度でお願いしたいもんです。「な、なんでみんなで俺を見るわけ!?」
ロイヤルズのバーグマイヤー・ブルペンコーチ。昼休みにたまたまブルペンにいたランダ、スウィーニー、ダイ、デイモンの4人が入ってきたバーグマイヤーに一斉に顔を向けたときのひとこと。このあと笑いが起こったそうだが、昨期最多の30ブロウンセーブ(セーブ失敗)は笑いごとではない。「リグレーの風が強い日にはヤツに会いたくないね」
カブスのエド・リンチGM。ヤツとはレッズに移籍したグリフィーのこと。どこまで飛ばされるかわかりませんからねぇ。「とりあえずダブルプレイが取れるんだったら、オレはヤツと心中するよ」
ドジャースのデービー・ジョンソン監督。ショートのグルジェラネックを二塁へコンバートすることに関して。この心中が吉と出るか凶と出るか・・?「オレってまだ有名じゃないのかなぁ。地元のフォートマイヤースのジムなんかに行ってもぜんぜん騒がれないし・・・」
ツインズのエリック・ミルトン。ノーヒッターを達成したとしても、まだまだ認知度が低いんでしょうか。これにめげずに大躍進を遂げて欲しいところです。注)〆切ギリギリまでネタがみつからないとこういう風になるときがママあります(笑)。で、こういうときに限ってその回のメルマガが雑誌に取り上げられることになったりするんだよな。まったくもぅ。
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First Created 99/08/23
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