【第37回・セオリーなんて関係ない?】
普通は右投手には左バッター、左投手には右バッターが有利だというのがバッティングのセオリーと言われている。それだけに両打席に立つことができるスイッチヒッターというのはチームにとって貴重な存在だ。
しかし4月4日の対マリナーズ戦に出場したレッドソックスのカール・エベレットは左投手であるジェイミー・モイヤーと対戦する際に、右打席ではなく左打席に立った。これには理由があって、昨シーズンまでアストロスに所属していたエべレットはトム・グラビンやスティーブ・エイバリーと対戦したときに、ものは試しということで左打席に立ってみた。するとグラビンには抑えられてしまったものの、エイバリーからはホームランを打つことができ、その時のバッティングの感触が良かったものだから今シーズンも左投手の時に左打席に立とうと決めていたのだそうだ。
エベレット曰く「80マイル程度の左ピッチャーだったらこの先も左打席でやってやるぜ」とのこと。そしてモイヤーとの対戦は2打数1安打に打点も挙げている。なにやら結果オーライという気もしないではないが(^^; その言葉通りになった以上はこの先も左投手相手に左打席に立つエベレットをたびたび見ることになるだろう。
【第38回・Charlie Hustle is back...?】
アメリカンプロレス最大のイベントである"WWF WrestleMania(以下WM)"が4月2日にアナハイムで行われた。チケットが発売開始数分で売りきれるという大人気のイベントなのだがこれがなぜMLBと関係あるかというと、過去二年のWMでのある選手の試合にピート・ローズが乱入しているのだ。その選手というのは通称「ビッグ・レッド・マシン」ことケイン。このあだ名に因縁があるのかないのか(笑)、2mを越す大男に向かっていっては得意技のツームストン・パイルドライバーを食らっている。昨年はチキンのかぶりもの姿で油断させようとしたが失敗。そして今年もローズは戻ってきた!(^^;
今年のケインは相撲取りキャラのリキシ・ファトゥと組んでのタッグマッチ。この試合に勝利したあと、リキシと本来のパートナーであるTOO COOLの二人によるお決まりのダンスパフォーマンスが始まったのだが、これにチキンのかぶりものの男が出てきてダンスをし始めたのだ。去年のこともあるのでケインはこのチキンを警戒、ダンスが終わるのを待って捕まえたのだがこれはニセモノ。ホンモノのローズはケインの背後からバットを持って襲いかかった。リベンジなるかと思われたが、いち早く気づいたリキシにバットを奪われた上、ケインのチョークスラム(ノド輪落とし)を食らってしまった。ローズの悲劇はまだ終わらない。倒れたローズの顔面にリキシのヒップドロップが炸裂。哀れローズは200kgの巨体の下敷きに・・・(笑)。参考までにその時の写真のURLを。
http://www.wrestlemania.com/html/26.html
http://www.wrestlemania.com/html/27.htmlこれで3年連続でブチのめされたピート・ローズ。今年はとんでもないオマケまでついてしまったが、これに懲りず来年もWMに戻ってくるのか? それよりもこの調子で本当に球界復帰できるのかがとっても疑問だ。(^^;
【注】ピート・ローズvsケインの経緯の補足。98年のレッスルマニア14のときにスペシャル・リングアナウンサーとして登場したローズが自分のことばっかり誉め称えていたのにブチ切れたケインがローズをツームストン葬というのが事の発端。ちなみにこのWM14にはマイク・タイソンやクリントン大統領の元愛人、ジェニファー・フラワーズなどスキャンダルまみれのゲストが多数登場していました。来年はリキシをターゲットにまた来てください(笑)。
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First Created 99/08/23
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