【第43回・エドモンズ加入の波及効果】

しばらく前にブルージェイズのカルロス・デルガドとドジャースのショーン・グリーンが師弟関係みたいだなんていうのを書いたが、今度は新たに師弟関係(?)が出来上がったというお話を。昨年は期待されながら満足のいく成績を残すことができなかったカージナルスのJ.D.ドリューだが、ある選手の加入によってその大器の片鱗を見せはじめたようだ。他でもない、今期エンジェルスから移籍してきたジム・エドモンズその人だ。

ここまでのドリューの成績は打率.298、6HR、23打点と昨年よりもその存在をしっかり示しているが、その調子の理由を本人に聞いてみると「ボクはジムのプレイを研究して、それをマネてるんだよ」と答えている。今年のエドモンズは昨年までの不調がウソのような好調ぶりを見せているが、もともとの彼の能力を考えれば不思議ではない。そのエドモンズのバッティングは同じ左打者であるドリューにとってはいいお手本といってもいい。

「去年までは打席に立つのにプレッシャーを感じてたけど、今年はとにかく楽しんで打席に立ちたいんだ。この打線の中にいることがとても嬉しいよ」とはドリュー。彼に関して打撃コーチのマイク・イースラー(元日本ハムですね)は「ヤツはシッカリしてきてるよ。チームで3番目くらいにいいバッターになれるだろうね(1番はマグワイアで2番がエドモンズってことでしょうか(^^;)」とエドモンズ移籍以降のドリューの成長ぶりを喜んでいる。

エドモンズの加入によって厚みを増したカージナルス打線だが、彼の加入がさらに波及効果を生むことになったようだ。ここ2年ほどシーズン終盤の話題といえばマグワイアになってしまっているが、今年はそれだけではないかも知れない。

【第44回・ひさびさに、小ネタいろいろ】

●エンジェルスのトロイ・パーシバルはマウンドに上がるとき、グランジ系のSandfrogというバンドの"Delusions of Autonomy" という曲を使っているのですが、実はこのバンドのフロントマンはチームメイトのスコット・スピージオなのです。チームメイトの縁でこの曲を使っているのですが、パーシバルとしては一つ不満があるそうで。曰く「もっとガンガンくるようなヤツのほうがいいんだけどね」とのこと。

●昨年ノーヒッターを達成、今年からロッキーズに移籍してクローザーに転向したホセ・ヒメネスですが、実は元ヤンキースの名クローザーであるデーブ・リゲッティも24歳のときにノーヒッターを達成し、その翌年にそれまで経験のなかったクローザーの座を任されました。ヒメネスがノーヒッターを達成した時には25歳となにやら一致しているような・・・ ノーヒッター後は散々だったヒメネスですが、果たしてリゲッティの再現となるかどうか?

●オリオールズのアルバート・ベルがアナハイムでの試合へ向かうためにハイウェイを走っていたとき、いきなりタイヤがパンクしてしまったそうな。同乗していた彼のエージェントが携帯電話でロードサービスを呼ぼうとすると、ベルはさっさと自分でタイヤを交換し始めました。結局ロードサービスが到着する頃にはタイヤ交換は終了。無事にスタジアムに到着して第1打席でHRをかっ飛ばしましたとさ(笑)。

●レッドソックスのノマー・ガルシアパーラのロッカーには2つのラッキーアイテムが入っているそうです。一つはジョージア・テックの帽子、もう一つは赤いビーニーベイビー(動物のぬいぐるみですね)だそうな。しかしロッカーの中にビーニーベイビーですか。(^^;

【注】ガルシアパーラのビーニーベイビー、実際にはなんの動物だかよくわかりません。ってゆーか情報不足。たぶんクマかなんかだと思うのですが。

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First Created 99/08/23
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