家主世迷言
01年11月前半


10月前半 10月後半 11月前半

今日は両リーグの最優秀監督が発表されました。アリーグはもちろん今年116勝を挙げたマリナーズのルー・ピネラが獲得。ナリーグはブレーブスと東地区の優勝を争いながら、惜しくも2位に終わったフィリーズのラリー・ボーワが獲得しました。ピネラが受賞したのは言うまでもないところですが、ボーワが受賞したのはやはり昨年ナリーグ東地区3位(ただしその下にはエキスポス&マーリンズという消滅危機の2チーム)という状態だったチームを2位に上昇、しかもシーズン終盤まで優勝争いを演じたところにも理由があるのでしょう。

ボーワといえば昨年まではマリナーズの三塁コーチを務めており、いわばピネラの腹心とも言える存在でした。ボーワ自身も「ルーの下にいて様々なことを学ばせてもらった」と言うほどですが、一方でチーム内では相当選手に人望がないという噂もあり、人身掌握術まではピネラに学ぶことはできなかったのではというゲスの勘ぐりもしてしまったり。

投票の方は2人とも2位に大差をつけての選出となりました。ナリーグの方は2位以下はほぼドングリの背比べ状態で、2位のドジャース監督ジム・トレーシー(元大洋)に倍以上の差を付けています。アリーグの2位はアスレチックスのアート・ハウで約50ポイントの差を付けての獲得となりました。

昨日は両リーグの最優秀新人賞、今日はナショナルリーグで今シーズン最も素晴らしい活躍をした投手に贈られるサイ・ヤング賞の発表が行われました。昨日のニュースの最後にも「ダイアモンドバックスのランディ・ジョンソンカート・シリングが有力」みたいなことをちらっと書きましたが、やはり投票の結果の方も1位・2位をこの2人が占めました。

その結果はジョンソンが1位票30、2位票2。シリングが1位票2、2位票29と大差を持ってジョンソンが自身4度目となるサイ・ヤング賞を獲得しました。ちなみにそれを上回る受賞回数を持っているのはヤンキースの”ロケット”ロジャー・クレメンスの5回ですが、現地15日に発表されるアメリカンリーグのサイ・ヤング賞の最有力候補として見られており、その回数をさらに増やすかもしれません(ちなみに同じく4回受賞しているのはブレーブスのグレッグ・マダックスと元フィリーズのスティーブ・カールトン)。

今期のジョンソンは21勝6敗、防御率2.49という好成績に加えて、奪三振379というのは元レンジャースのノーラン・ライアンの持つシーズン383奪三振(記録達成時はエンジェルス)、元ドジャースのサンディ・コーファックスの382奪三振に次いで歴代3位というものでした。対するシリングも22勝6敗、防御率2.98、奪三振293という充分賞に値する成績を残しましたが残念ながら受賞はなりませんでした。

さて明日は最優秀監督の発表となります。こちらは誰が受賞するのでしょうか。

かつての「バッシュブラザーズ」の相方のマーク・マグワイアは引退ですが、ホゼ・カンセコの方はいろんな意味でまだまだ現役です。いや、むしろ今回のは減益と言うべきでしょうか。

【ニューヨーク13日時事】米大リーグで通算462本塁打の強打者ホセ・カンセコ選手(37)が13日、フロリダ州マイアミビーチのナイトクラブで暴力を振るい、双子の兄オジーとともに逮捕された。争った2人に対し、鼻の骨折と唇の裂傷を負わせた。カンセコ側は、連れていた女性が性的暴言を受けたなどとし、「明らかに自分たちが被害者だ」と主張している。

カンセコ兄弟側の言い分としては「オレっちが連れてたネーちゃんに絡んできた若造がいたワケよ。そいつらがあんまりヒデェこと言いやがるもんだから、兄貴と一緒にノしてやったって寸法よ。なんか悪いことでもしたか?」ということでしょうか。

充分悪いことです。

もちろんこの兄貴は元近鉄のホームシック&不調で帰国してしまった、「兄貴は野球がヘタだからなぁ(by 弟)」でおなじみのオジー・カンセコで現在は確か独立リーグでプレイしているはずです。

しかし確かカンセコは以前にもDV系の事件を起こしてたかと思いますが・・・ 「三つ子の魂百まで」ということでしょうか。

・・・カンセコ兄弟は双子ですが。

これから表彰選手・監督の発表が続くので家主的にはネタに悩まなくていいかなと安堵している今日この頃ですが(笑)。第1弾の今日はア・ナ両リーグの最優秀新人賞が発表されました。ナ・リーグはいわずもがなのカージナルスのアルバート・プホルスが選出。またア・リーグも当然のようにマリナーズからイチローが選出されました。

プホルスは打率.329、37HR、130打点と今期不調のマグワイアの穴を十分に埋めるほどの活躍でカージナルスのプレイオフ進出に貢献。肝心のプレイオフでは18打数2安打と活躍できませんでしたがシーズン中の働きは他のどのルーキーよりも素晴らしいインパクトを残しました。それを証明するように先行者選考者全員が1位票を投じるというもの凄い状況になりました。全員が1位票を投じたのは過去にもたった8人。プホルズはフランク・ロビンソンウィリー・マッコービーマイク・ピアザというそうそうたるメンツと肩を並べたことになります。なお2位のロイ・オズワルト(アストロズ)とは約2倍のポイント差を付けています。

イチローの方は・・・・活躍の内容は別に良いですね(笑)。選考者28名中1位票が27票。あと一票はインディアンスのC.C.サバシアに投じられていましたが、これも約2倍のポイント差を付けての獲得で昨シーズン新人王の佐々木サマに続いて2年連続でマリナーズから、しかも日本人野手として初めての新人王を獲得しました。

さて明日はナリーグのサイ・ヤング賞の発表となりますが、獲得はおそらくランディ・ジョンソンかカート・シリングということになるのでしょう。ワールドシリーズMVPは両者の頭上に輝きましたが、こちらの方は両方ということにならないでしょうから、明日の発表も興味深いところです。

なんかしょーもない話ではありますが。
「『狂』という言葉は日本では禁止されている。人間にだめなものを使うのは、牛の権利を侵害している」。民主党の鳩山由紀夫代表は12日、東京都内の日本外国特派員協会での講演で「狂牛病」の呼び名に異議を唱えた。「牛海綿状脳症」という名称もあるが、鳩山氏は何と呼ぶべきかには触れず、党内では「震牛病とか……?」。

「狂」という言葉っていつから禁止になったのでしょうか。ジャン・リュック・ゴダールの代表作ともいえる『気狂いピエロ』がそのタイトルだけで放送が自粛されたりということはあるようですが、禁止というのは・・・ねぇ。そんなこと言ったら石原裕次郎の『狂った果実』も禁止ですか? しかも果実の権利を侵害してるからとかいう理由で。トーキョーのドン、石原慎太郎も黙っちゃいないでしょう(笑)。

牛の権利というからには、いずれ民主党は「牛に参政権を認めろ!」とか「牛に十分な教育を受ける権利を!」とか主張して法案でもブチ上げてくれるんでしょうか。さすがにそれは東郷健だって主張しないでしょうよ(笑)。

家主は民主党が牛の権利に関する法案を提出する日を楽しみにしています(笑)。

プレイオフ時にも弱気な発言をして「引退か?」と囁かれていたカージナルスのマーク・マグワイアですが、ついに引退を宣言したもようです。ESPNを通じて「来年の契約延長は行わない。もう金額に見合うだけの仕事はできそうにない」というコメントを発表。近日中には記者会見など公にされることでしょう。

マグワイアはロス五輪のアメリカチーム4番として活躍後にアスレチックス入団。86年にデビューして、翌年87年にいきなり49HRを放って一躍新人王に輝きました。88年〜90年までの3年連続ワールドシリーズ出場の原動力にもなり、ホゼ・カンセコとの3・4番コンビは「バッシュ・ブラザーズ」とも呼ばれました。

その後93・94年は背中や腰の故障で低迷を続けますが95年39HR、96年52HRと大復活。その翌年シーズン途中にカージナルスへトレードとなリ、98年には記憶にも新しいサミー・ソーサとのHRレースの末に、前人未到と思われた70HRを放ってロジャー・マリスの年間62HRの記録を抜き去りました。昨年こそ打率.302 32HRという成績でしたが89試合の出場にとどまり、今年も29HRを打ったものの打率は2割に満たない状態でした。

背中や腰の故障をカバーするために努めたウェイトトレーニングと並行して摂取した筋肉増強剤・アンドロステンジオンの使用が問題になったこともありましたが、その汚名(?)を差し引いたとしても歴史に残るスラッガーとして充分な活躍を残しました。

そのマグワイアが自分の後釜として現在FAで各球団からひっぱりだこのジェイソン・ジアンビ兄貴をカージナルスに勧誘しているようです。マグワイアとジアンビといえば、マグワイアがA'sにいるころにルーキーとして入団したジアンビにウェイトトレーニングやメジャーでの仁義を教えたという、いわば師弟関係にあります。このマグワイアの教えによってジアンビはここまでの選手になったと言っても過言ではないでしょう。その恩師であるマグワイアの勧誘もあって、ジアンビもカージナルスに興味が沸いてきた様子。また以前から「マークのアニィと一緒のチームでやってみてぇモンだな。ありえないことかも知れねぇが(意訳)」というA'sファンとしては大変ありがたくないコメントを出していることからジアンビ兄貴の気持ちの中が揺れ動いている可能性もあります。

カージナルスのジョケッティGMは「確かに興味はあるが、ウチはそこまでの金額を払う余裕がない」という消極的なコメントをしています。しかしここでマグワイアが引退することになれば彼への年俸分が浮くことになりますから、ジアンビ獲得も現実的になってきます。そこまで見越しての引退宣言だとすればマグワイアの男気炸裂、もしくはとんでもない策士というところでしょうか。

彼の引退だけで済む話にはならないような事態もありそうです。

【01.11.09 広がる波紋、各所から反発のMLB削減問題】
いよいよ難しいことになってきそうなMLB球団削減問題。選手会の方からも公式に抗議文が提出されたようです。

米大リーグ選手会は8日、オーナー会議が来季2球団の削減を決めたことについて労使協定違反とする抗議文を提出した。
 大リーグの労使協定は7日に失効。今オフの懸案事項になっている新協定の締結へ向けた話し合いは、今回の球団削減問題で難航するのが確実な状況になっている。セリグ・コミッショナーはインターネットの大リーグ公式ホームページ上で「11月中に削減する2チームを正式決定できると信じている。現実的な目標だ」と表明している。


また「法律持ち出してでもこの話を潰してやる」というのも出てきました。あくまで一介の下院議員が息巻いてる程度ではありますが。

米下院司法委員会のコニアーズ議員(民主党)は8日、大リーグのオーナー会議が下した来季2球団削減の決定を批判、場合によっては法案を提出して決定を覆す意向を示した。
 同議員は「ファン、選手、球場周辺の仕事にかかわるすべての人々にとって悪い決定。大リーグの各球団、地元の町にとってもいいことはない」と主張。大リーグ運営を独占禁止法適用の対象外とする1922年の連邦最高裁の決定を撤回するため、他の民主党議員らとともに法案提出の準備をしていることを明らかにした。 (時事通信)


さて。いずれにせよセリグ・コミッシュが言っているような11月中の解決は無理っぽい現状で、しかも労使協定交渉もあるわけですから困難を極めることはまちがいない話ですし、場合によっては選手会側がストライキを起こすという危険性もはらんでいます。せっかくマグワイア&ソーサのHR王争いなどでスト後のMLB人気を回復しつつあったところで悪夢再びとなった場合、MLB真冬の時代が到来する可能性すらあります。この時期での球団削減承認というのはなにかの意味があったのでしょうか?

家主も何故この時期にという疑問があったのですが、2chのMLB統一スレでの主論である「球団削減を取り下げる代わりにサラリーキャップの導入を要求するなど、オーナー側が労使交渉をリードする為のブラフ」というのには大いにうなづけます。邪推といえば邪推なのでしょうが、家主はこういう邪推は大好きです(笑)。

一方、ディズニー資本であるアナハイム・エンジェルスも以前から噂されていた身売りという話が表面化してきたようです。6日に既報ですが、マーリンズのヘンリー氏が買収に動いているということで、この動きはコミッシュは否定しているもののウォルト・ディズニー社側は金額に合意すれば売却もあるとか。ディズニーもテロのあおりで減益という話でリストラも進んでいる様子です。こちらも削減問題と関連して進んで行くことになるのでしょう。

・・・あまり明るい話題がないようです。フォロー代わりに今後のMVPや新人王などの発表スケジュールをご紹介します(日付は現地)。
11.12
11.13
11.14
11.15
11.19
11.20
新人王
NL サイ・ヤング賞
最優秀監督
AL サイ・ヤング賞
NL MVP
AL MVP

こっちの13日あたり、号外が出るに100うまい棒。

謎なタイトルで正直スマ(以下略)。というわけで新型電動愛玩犬AIBOの新機種が発表されました。今回のAIBOのスタイルはサイバーな感じになっており、デザインは「超時空要塞マクロス」のメカデザイナー河森正治氏が担当したそうです。・・・確かにいわれてみればバトロイド形態の頭部と似ているような、似ていないような・・・ 

AIBOといえば今日の日経産業新聞の一面で、ネット上でAIBOの動作変更プログラムを公開していた作者に対してソニーが警告を発し、プログラムの公開が停止されたというのが掲載されていました。このプログラムの作成に関してAIBOのOSを解析が行われたと見られるために知的財産権保護の見地からのものではありますが、もちろんこれにはアメリカのAIBOユーザーが反発。いろいろと行動を起こしているようです。

言うまでもありませんがLinuxの例を見るようにオープンソース化することによって発展を遂げたソフトウェアもありますし、ブロック玩具でおなじみのレゴ社が作ったロボット動作制御プログラムをオープンソース化したことでプログラムやロボットの機能を高めて、販売増につながったという事例もあるそうです。

著作権保護とオープンソースという二律背反。ソニー側もオープンソースによるメリットを認めてはいますが、企業として認めたくない部分ももちろんあるでしょう。新型AIBOのフォルムはどうでもいいとして(笑)、こちらの動きがどうなっていくか気になるところではあります。

【01.11.07 MLBオーナー会議、2球団削減を了承】
現地6日午後、シカゴでMLBのオーナー会議が開かれました。もちろん注目の議題はMLBの球団削減の可否についてです。以前から言われていた通り投票が行われて賛成28票、反対2票の圧倒的な差で可決されました(了承には23票が必要)。なお2票はエキスポスとツインズのもののようです。これであとは選手会側がこれを了承すれば正式に球団削減が決定することになります。

なおこの会議の中では実際に削減となる2球団について明言はされませんでしたが、既報の通りエキスポス+ツインズorマーリンズとなるのは確実のようです。また削減2チームに支払われることになる金銭の額も明言されていません。これも既報通り2億5000万ドルということになるのでは。

この決定を受けたMLB選手会ドナルド・ファー会長は「今回の決定は軽率であり、非常に残念だ。今シーズン、特に最後の数週間でMLBは輝かしい時を迎えたというのに、それがブチ壊しになってしまった。移転なども含めて選手会にまったくの説明がなく、ファンのことも考えていない。も」とかなりの悪印象。これから始まる選手会側との交渉や労使協定交渉にも悪影響をもたらす可能性もあります。実際、2チームが即刻のロックアウトを主張したという話もあるようですが、バド・セリグ・コミッショナーは労使協定交渉に支障はないという見方をしているようです。

またリーグ再編成問題でもダイアモンドバックスはナリーグからアリーグへ移る意思がないようですし、移転するには球団創設時の契約にしたがってDバックスの了承を取る必要があります(創設5年間は移転に了承が必要という契約)。マーリンズが移転するのではないかという話があったワシントンDCのあたりはボルティモア・オリオールズのテリトリーに入っていることからどちらも容易には実現しないでしょう。

ともかくもオーナー会議での決議がそのまま球団削減の確定というものではありません。実際には選手会との交渉という大きな壁を乗り越えるか、乗り越えないかということに関わってくるのです。この問題、ここからが難しくなってきそうです。

【01.11.07 日本野球もいろいろ】
プロ野球マスターズリーグ・福岡ドンタクズに元西鉄の池永正明さんが参加されています。この池永さんは実働6年で100勝以上を挙げた名投手なのですが、昭和45年の「黒い霧事件」と言われる八百長事件のあおりで永久追放となってしまいました。何度も復帰運動が行われましたが現在もなお永久追放状態は続いています。その池永さんがマスターズリーグで31年ぶりにユニフォームに袖を通し、今日の試合で久々にグラウンドに降り立ちました。試合には登板はしませんでしたが、稲尾監督によれば登板は12月25日とのこと。家主は必ずスカパーでチェックの予定です。寂しいって言うな(笑)。

また今日でFA選手の所属球団以外との交渉が解禁されました。注目選手のオリックス・田口や日本ハム・片岡は今日の交渉はありませんでしたが、中日・前田が読売との交渉を行いました。原監督は「行くでしょう!」と自身マンマンの様子ですがいかがなものでしょう。家主的には前田獲得の動きは読売にしてはチーム現状をしっかり理解したイイ人選だなと感心しております。あとは起用法次第でしょうが、原が前任者のようなトンデモ監督じゃなければ大丈夫でしょう。

そのトンデモ前任者の退任で清水隆之が得をするという記事を出しているのが夕刊フジ。確固たる成績を残しながらスタベンに甘んじる日々を過ごしていた清水ですが、結局その原因は前任者のトンデモさんが清水の顔が嫌いだったというもののようで(左投手に弱いというのは取って付けたような理由だと家主は思っております)、トンデモさんがいなくなる来期からはもっと出場機会が増える可能性もあります。普通に考えれば清水がスタメンに使われても当然であり、こういういぶし銀の匂いがする選手が好きな家主としてはこの期に首脳陣にアピールしてスタメン奪還してもらいたいと思ってます。

【01.11.07 おまけ。】
すでにちゆたんなどに紹介されているので「がいしゅつです」とか言われそうですが。これの一番最後の 尻】 ってのは一体なんなんでしょう。ついでにこういうのもあるようです。毎日新聞に尻フェチがいるのではと思ってよろしいのでしょうか(笑)。

あと面白い性格診断がありました。家主はキカイダー。

こういうのもあったのですが、歌謡ショウへ行く人なんかは結構コスプレしてたりするんでしょうか。家主も以前サクラ大戦にハマっていましたが、そこまでやる気持ちはわかりません。また彼らは軍服とか着て行ったりするのでしょうか。(No.55参照)謎です。尻】

【01.11.06 MLB削減問題:DバックスAL西へ移動?】
ワールドシリーズの終了に伴って、そろそろMLBの球団削減問題に動きが出てきたようです。ESPNが入手した情報によれば(出元はよくわかりませんが)、削減対象となるのはモントリオール・エキスポスとミネソタ・ツインズの2チーム。この際、現在アリーグ14球団とナリーグ16球団という配分になっているところがアリーグ13球団、ナリーグ15球団と奇数になってしまいます。そこで今年WS制覇のダイアモンドバックスをナリーグ西地区からアリーグ西地区へ、アリーグ西地区のレンジャースをアリーグ中地区へ移動するという案があるそうです。また地区の球団数のバランスを取るためにナリーグ中地区のパイレーツを東地区へ移動するという案も出ているとのこと。実際に動かしてみるとこのようになります。見づらかったら正直スマン(笑)。

AL西 AL中 AL東 NL西 NL中 NL東
マリナーズ インディアンス ヤンキース ジャイアンツ アストロズ ブレーブス
アスレチックス ホワイトソックス レッドソックス ドジャース カージナルス メッツ
エンジェルス ロイヤルズ ブルージェイズ ロッキース レッズ フィリーズ
Dバックス タイガース オリオールズ パドレス カブス マーリンズ
レンジャース デビルレイズ ブリュワーズ パイレーツ

また今回の件にまつわる話ではエキスポスとツインズのオーナーがチーム削減に合意した場合に2億5000万ドルが支払われるというものがありますが、エキスポスのオーナー、ジェフリー・ロライアがフロリダ・マーリンズを買収しマーリンズのオーナーであるジョン・ヘンリーがエンジェルスを買収するという話もあるそうで。それに加えてマーリンズをワシントンDCに移転させるという話もあるそうです。その際にはバージニア州議会が提案している同時多発テロ被害者追悼の球場をホームとして使用するとか。前身がワシントン・セネタ―スだったツインズが移転するのではなく削減で、マーリンズが移転というのはなんとも寂しい話ではありますが。

2チームもあるフロリダのマーリンズではなくツインズが削減というのには、10年間も新球場建設を働きかけてきたツインズオーナー、カール・ポーラッドがかなり諦めモードに入っておりチームを手放す決意をしてしまったという部分もあるようです。

とりあえず今日の分はここまで。また続報をお伝えします。

偉大なる将軍様の息子がディズニーランド行きたさに日本に行ったが追い返されちゃったり、アメリカからは「ならずもの国家」呼ばわりされている北朝鮮ですが、このたび一般レベルにもインターネット、電子メールの使用が許可されたようです。

全国民が政府の厳しい統制下に置かれている北朝鮮では、一般市民は国際電話をかけることさえ許されておらず、国外の世界とは隔絶された生活が営まれている。学校教育などでPCの導入も進みつつあるようだが、自由にインターネットに接続して国外の情勢を知ることは禁じられている。

主体思想という国家レベルの洗脳国民意思の統制にとってはインターネットなど妨げなのではないかと思うのですが、一般市民といっても本当に誰でも使えるようになるわけではないようです。

しかしながら、今回の報道記事によれば、政府高官や貿易組織に対し、国外の人と電子メールを交換してコミュニケーションを取ることが初めて許可されることになるという。また、中国遼寧省瀋陽市のSilibank社と提携して立ち上げる専用ポータルへアクセスし、政府によって指定された情報に限り、自由に入手することが可能になるとしている。

これは一般市民って言っていいんでしょうか? しかもこのような組織や特権階級であったとしても情報は操作されている可能性がヒジョーに高いわけです。ポータルからアクセスする情報にしたって御国の都合のいいように改竄されている可能性だっていくらでもあります。国外のサーバに接続しているのに書いてあった内容が「ジョンイルたんマンセ〜」・・・ってこれじゃ2ちゃんねるじゃねぇか(笑)。

メール1通に付きUS1-2ドルの利用料金が課金され、わずかな利用頻度に制限されるため、ごく少数の人しか利用できないサービスとなるようだが、これまでの閉鎖的な国家政策に、非常に小さなものではあるが、何らかの変化が見られようとしているのかもしれない。

iモードのメールよりも利用料が高いんじゃ日本人でも使わんよなぁとか思うのですが、いかがなものでしょう。これでは「閉鎖的な国家政策の変化」ではなくて「喜び組やらわけわからん特撮映画撮影の新しい資金調達法」のようにしか家主は思えません。

第4戦、第5戦と劇的な勝利を飾って波に乗ったかと思われたヤンキースを第6戦に打線の爆発で引き止め、3−3のタイに持ち込んだダイアモンドバックス。同じく本拠地アリゾナで迎えた最終第7戦は中3日登板のカート・シリング、ヤンキース先発はロジャー・クレメンスで始まりました。シリングは中3日の疲れをものともせずに6回までを無失点の好投。一方クレメンスも5回まで4安打無失点と順調に投げ続けましたが6回に均衡が破れます。フィンリー、バティスタの2連打で1点を勝ち越してDバックスがリード。

しかし7回、ティノ・マルティネスが2点タイムリーを放って逆転。次の8回にはソリアーノにソロHRが飛び出してさらに点差を広げました。結局シリングは次のブローシャスを抑えたもののジャスティスにヒットを打たれた時点で降板。そしてミゲル・バティスタを挟んで、昨日の勝利投手ランディ・ジョンソン様連夜の登板。もはやキムは危なっかしくて使えないなりふり構っていられないDバックス、強攻策に出ます。ジョンソンはその後8回までを完璧に抑えきって後の攻撃に期待を託しました。

そして最終9回裏。念願のチャンピオンリングへの執念を見せたマーク・グレースがヒットで出塁。続くミラーの打球を取ったマリアーノ・リベラがまさかの悪送球。これでランナー1・2塁。続く代打ジェイ・ベルのバントは失敗で1死1・2塁。ここで1番トニー・ウォマックが同点のタイムリー2ベース! そして最後は今年の打の主役、いいひとフェイス(笑)のルイス・ゴンザレスがセンター前に運んでサヨナラ勝利でダイアモンドバックス球団創設4年目にして初のワールドシリーズ制覇!!

MVPはカート・シリングとランディ・ジョンソンが揃って受賞ということになりましたが、これが現すように今年のシリーズはまさに「シリングとジョンソンのシリーズ」といってもイイくらいの展開になりました。その裏でDバックスのキムとヤンキースのリベラという両ストッパーにとっては「ストッパー受難のシリーズ」でもありました。またもう一つ言えばシリーズで勝つことを熟知したヤンキースをシリング、ジョンソン、グレースなどチャンピオンリングを渇望する名選手が揃ったDバックスが破ったとも言えるのではないでしょうか。グレースなんかは惜しまれながらもシカゴからアリゾナへ移って良かったと思っているのでは。

これで今年のMLBの試合は終了しました。しかしここから新しい戦いや来シーズンに向けての目まぐるしい動きも始まります。大物FAや球団削減問題と興味が尽きません。イチロークレイジーには興味ない話かも知れませんが。

ともかくもアリゾナ・ダイアモンドバックス優勝おめでとうございます。

いろいろな陰謀でPS2初の野球ゲームの座を奪われたスクウェアの『劇空間プロ野球』の続編が登場するようです。今度はMLB選手も実名で登場する上に日本プロ野球の選手も当然出てくるという豪華なゲームになるようです。

日本プロ野球機構だけでなくMLBとMLB選手会の公認を得ており当然ながら全員実名での登場となります。ただ全チームが登場するとなると日本12球団+MLB30球団(現時点)の42球団となるのですが容量的に大丈夫なのでしょうか。それともファミスタよろしくメジャーリーガーズになるのか。そしてこれにプラスしてファン感謝デーのソフトボール対決ながら阪神タイガースに勝ってしまった、たけし軍団も登場するとか。イヴァン・ロドリゲスから盗塁を決める井出らっきょ、見てみたいものです(笑)。

またゲーム内での実況はクリス・ペプラー。日テレ野球中継の副音声でやっていた"PumpUp BaseBall"が好きだった家主としてはこの人選は歓迎。また解説としてダンカン、松村邦弘、そして伊集院光という半端じゃなく野球に詳しい芸能人を持ってくるという荒業。荒業ながらもこの人選もかなり良さげです。

発売予定は来年3月。前作はあまりイイ評判を聞かなかったんですが、今回はMLB選手実名登場にこの実況解説陣に早くも家主の食指は動いています。願わくばトニー・バティスタのフォームが再現されていますように。

【01.11.01 マスターズリーグ開幕でマサカリ復活】
日本プロ野球の歴史を彩ったスターたちが集う「プロ野球・マスターズリーグ」がついに開幕しました。ベースボールクレイジーたるところの家主としてはやはりチェックすべきところですし、当然ながら開幕戦を観にいきました。

仕事の関係で観られなかった始球式では長嶋茂雄と金田正一が出てきたようですがそれはどーでもよくて(笑)、やはりこの開幕戦の目玉はあのマサカリ投法、サンデー兆冶こと元ロッテ・オリオンズの村田兆冶。昔よりもマサカリの躍動感は衰えましたが130キロ台後半のストレートはなかなかイイ音を立ててミットに収まっていました。ときおり伝家の宝刀フォークも交えながら3回を無失点に抑える好投を見せ、一部では「現役でやれる」と言う声も上がっていました。ホントにやったらリアル岩田鉄五郎ですが。

ちなみに家主の左ナナメ前方に榎本加奈子がいましたが、村田が降板したら忽然と姿を消していました。なんだったんでしょうか。

その他の家主の注目は元プロ野球ai常連元ヤクルトの城・・・ っても本人に注目していたわけではなくて周囲のかつてプロ野球aiを愛読していたと思われるおねえサマ方の方ですが。やはり城が登場するとなると周囲から黄色い声援が上がって面白いことになっていました。まさかマスターズリーグの試合で黄色い声援が聞こえるとは思ってませんから。

試合の方は元大洋・伊藤のフェンス直撃のシングル(笑)などで勝ち越した東京ドリームスが8回から登板の元西武・渡辺久伸の容赦ないストレート(笑)で抑えて完封勝利。9回表には会場内から江夏コールが聞こえましたが、結局江夏の登板はなし。2アウト取った時点でも江夏コールが出て、ちょっとナベQがかわいそうでした(笑)。

全体的に球場の雰囲気が暖かい、というか選手に対してやさしい目で見ているというか。飛んでる野次も野球愛にあふれるものだったりして(笑)これほどマターリとした野球の空間というのも心地よくてイイです。

家主としては今後もマスターズリーグをチェックしていく所存。